公文俊平 KUMON Shumpei / 多摩大学 情報社会学研究所 所長、教授

Key Concepts of Info-socionomics

Key Concepts of Info-socionomics
March 20, 2006

It has been a quite long time since I started to think about the establishment of Infosocionomics Society. Today it is my great pleasure to be here to see the Infosocionomics Society start. I would like to extend my sincere appreciation to Prof. Jun Murai for his initiative, to Prof. Masakazu Ohashi for his leadership, and to Prof. Jiro Kokuryo and others for their dedication and contributions. Download PDF file

2006年10月04日 | category:

近代化再考:第3の局面と日本の近代化

近代化再考:第3の局面迎えた日本の近代化
欧州文化と本格融合の可能性も 『正論』2006年7月8日

この数年、梅棹忠夫(文明の生態史観)、速水融(日本の勤勉革命)、川勝平太(文明の海洋史観)、渡辺京二(日本近世の起源)、笠谷和比古(武士道と日本型能力主義)などの議論に触れながら、近代化過程の意味の再解釈を試みてきた。その結果、次のような見方が可能ではないかと思うようになった。後半の部分はほとんど夢想ないし妄想にすぎないかもしれないが、とりあえず読者のご高覧に供したい。Download PDF file

2006年08月04日 | category: works

情報社会学会総会基調講演

【情報社会学の諸側面】
『それでは「情報社会学」をどのような学問として規定することができるのだろうか。少なくとも次の三つの相互補完的なアプローチが容易に思い浮かぶ。その第一は、情報社会学を、「情報社会」全体を対象とする包括的・学際的な「学」、すなわち「情報社会・学」だとするアプローチである。その第二は、情報社会学を、より望ましい情報社会を設計し実現していくための「設計科学」(吉田民人)の一領域とみなすアプローチである。その第三は、情報社会学を伝統的な「認識科学」の一ディシプリンとみなすアプローチである。以下、その各々について簡単に説明してみたい。』Download PDF file

2006年08月04日 | category: works

0508憲法私見

 いよいよ再改正の時期が熟してきたかに見えるわが国の憲法について、いくつかの私見を述べてみたい。

ネットワーク社会学

【この原稿は、『マルチメディアブロードキャスティング』の「インターネット最前線」1998年2月に掲載されたものです。http://www.mmbc.jp/mmbc/inter/net/980220ne-1.html 】

情報社会論の偉大な先達

 日本で、世界に先駆けて情報社会論が展開されたのは、1960年代のことだった。1963年に発表されて衝撃を与えた梅棹忠夫氏の論文、情報産業論がその嚆矢となり、60年代の後半から70年代の前半にかけて、「情報化」あるいは「情報社会」という言葉自体がまず日本語として創り出され、広く普及したことは忘れられない。北川敏男氏の総編集で、1970年代の半ばに続続と刊行された学習研究社の『講座情報社会科学』(全○○巻)は、この時代の成果の一つの集大成とでもいうべき試みだった。

「21世紀は「共発的近代化」の時代 経済活動も競争より共働が軸に」(2005年2月2日)

米中の軍事的対立はあるか

 今にして思うと、二十世紀の四分の三を占めた「長い戦争(ロング・ウォー)」は、「創発的近代」と「開発的近代」の戦いだったといえそうだ。つまり、民主主義と市場経済を主柱とする文明を創発させた近代化の先発国に対して、それをモデルとしつつも異なるイデオロギーを掲げて近代文明を意図的に開発しようとした後発国が、成功の余勢を駈って、先発国に軍事的あるいは経済的に挑戦した時代が、二十世紀だったのだ。


「21世紀は「共発的近代化」の時代 経済活動も競争より共働が軸に」『産経新聞/正論』(2005年2月2日)

Hands off the ‘netizen’ quest

Today's industrial society enables people to pursue private profits in a diverse way. The results have been amazing. Economic activity has expanded over the years, and people's micro-economic activism has helped create a desirable macro-economic social order.

Japan Times, 8 November 2004, the auther added modifications slightly.)

「「競争」は正しいのか」(2004年11月1日)

 談合の悪いところは、それが発注者である国や自治体の、ひいては国民や住民の利益に反する結果をもたらす「反競争的行為」だという点にあるといわれる。しかし、「競争」とはどのような行為なのだろうか?

「「競争」は正しいのか」『神奈川新聞』(2004年11月1日)

「知の自由を高らかに掲げよ」(2004年10月30日)

 今日の産業社会は、人びとに私的な利益の分散的な追求の権利を認めたところから生まれた。その結果は驚くべきものだった。人びとのミクロのアクティビズムが、マクロの望ましい社会秩序を「創発」させたのである。

「知の自由を高らかに掲げよ」『産経新聞/正論』(2004年10月30日)