「非継続的=破壊的政策(Disruptive Policy)」としての情報政策

山内康英

「非継続的=破壊的政策(Disruptive Policy)」としての情報政策

森政権は就任以来、「IT技術」の導入について積極的な取り組みを見せています。しかし日本が「『情報化』先進国」であり、すでに1980年代から各種の政策を実施していること――しかしながら、なかなか所期の成果を上げていないことなど――を考えれば、日本の情報政策の立案と実施についての道筋は、依然として平坦ではないように見えます。今後、あり得べき問題点を社会全体として考え、可能な範囲で解決の方針を組み込んでおくことは有益でしょう。GLOCOMの「協働研プロジェクト」は、「政策形成支援プラットフォーム・コンソーシアム」1のメンバーとして、情報政策の決定過程に関する調査研究を行っており、この2年間の研究結果の一部を、「情報政策の『I-Dilemma』=Innovator’s Dilemma/Informatization-Dilemma」としてまとめています。

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