サールからデリダへの誤った手紙
山内康英情報社会学とポストモダン 情報社会学とポストモダンは相性が良くない。その理由ははっきりしていて、(1)ポストモダンは『近代はもう終わった』と言っている。しかし情報社会学は『現在の情報社会が近代の現在の局面だ』と言う。( […]
情報社会学とポストモダン 情報社会学とポストモダンは相性が良くない。その理由ははっきりしていて、(1)ポストモダンは『近代はもう終わった』と言っている。しかし情報社会学は『現在の情報社会が近代の現在の局面だ』と言う。( […]
OpenAI社によるChatGPT一般公開によって、AIの発達に関する現段階の位置付けがあらためて課題になっています。ここでは知性について以下の区分を導入し、このなかの③脊椎動物的知性を鍵として、AIの発達に関する現段階 […]
ルトガー・ブレグマン『Humankind 希望の歴史』野中香方子訳、文藝春秋、2021年. https://www.amazon.co.jp/dp/4163914072 本書の主題は、「人間の本性が善である」という前提に […]
はじめに 研究者は、社会科学と自然科学のあいだにいくつものアナロジーを設定してきました。たとえば、均衡に関する競争市場と熱力学、自然選択に基づく社会進化と生物進化、ゲーム理論の進化的アルゴリズム、あるいは端的に社会の有機 […]
飛田先生は国際確率過程論学会の会長を務められた第一級の数学者ですが、数学の門外漢からすると、世界の諸事象に広く共通するパタン生成の根底的なメカニズム(underlying mechanism)──先生はメカニズムに対して […]
情報社会学会誌に、私の原著論文が2本掲載されています。 「SNS言語空間のベキ法則と安定分布」情報社会学会編『情報社会学会誌』2016 年、Vol.11 No.1. http://infosocio.org/vol11n […]
経済界1003号から3回に渡って「経済界」に掲載された山内康英のインタビューを再掲します。 サイバーテロ政府・企業とも対応は待ったなし! 安全保障の観点からサイバー攻撃を研究する山内康英教授に聞く 日米両政府は10月3日 […]
さて、ここ2・3 日の新聞を見ていると、ある言葉がやたら目に付きます。特に外交面(欄)ではそうです。それは、「ウィキリークス」という言葉。例えば、昨日の朝日新聞夕刊を見ると、ウィキリークスが暴露したアメリカの文書によって […]
安全保障関連法案が15日午後、衆院特別委員会で採決されました。以下はその前日に執筆されたこの法案にまつわる論考です。 1, 現国会の安全保障関連法案と集団的自衛:現実主義者の観点 現国会の安保関連法案の審議は、日本の集団 […]
情報社会と世界システム:近代化の定位 山内康英 著 情報社会と世界システム:近代化の定位