本研究所について

事務局

情報社会を構想する研究所

情報社会学研究所は、アカデミックな研究・教育と社会的な実践を通じて、日本の情報社会の発展に貢献するとともに、活動成果を広く社会にアピールすることを目的に設立された多摩大学の付置研究所です。

本研究所を主催する公文俊平所長は、東京大学教養学部在職中から日本の情報社会研究の第一人者として、国内外に幅広い研究者のネットワークをもち、独立採算の研究所の経営に手腕を奮うと同時に、産・官・学・NPOが協力して日本の情報化を推進する実践活動を幅広く推進してきました。

本研究所は、情報社会を対象とする総合的な社会科学のディシプリンとして、「情報社会学」の調査研究と出版を進めながら、21世紀の新しい社会科学の研究と実践活動の先進例(「智業」)となることを目指しています。

情報社会学の取り組み

「情報社会学」とは、近代社会の成熟局面にあたる情報社会の諸側面を、包括的に研究する学問です。私たちの先学であり、また師でもあった村上泰亮教授(東京大学教養学部相関社会学)は、産業社会を包括的に研究する「産業社会・学」の展開をライフワークとしました。私たちは村上に倣い、情報社会について同様な試みを行っています。

  1. 情報社会を産業化、近代化、国民国家化といった長期的な趨勢の中で位置付ける段階論や局面論
  2. グローバルなネットワークに生ずる自己組織的なパタンなどに関する社会システム論研究
  3. 情報社会における社会的知識生産論、流通、消費論とその社会的な影響